社長歳時記 2021年7月

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「どっきりからの・・・」

 今回は4コマ漫画の出来事を詳しくお話しますね。  

 まだまだドッキリが全盛期のある日、 ママが猫のケージ(かご) を手作りしたので、見て欲しいと孫娘が呼びに来ました。
 
 どうせ、また何か企んでいるから嫌だと断ったのですが、しつこ く言うので、渋々行くと、なぜかケージに毛布が掛けてあります。
 
 やっぱりかと、 諦め気分で恐る恐る毛布を摘まみ上げると、 案 の定、中にマネキンの生首ゆきこが仰向けで転がっています。
 
 悲鳴を上げながら帰りかけると、 もう一度だけとしつこいので チラッと覗くと、生首のゆきこの側に黒猫の小町がいます。
 
 でも、どう見ても小さく見えるので目を凝らすと、奥に白黒の子 猫もいるので、さすがに、これは小町ではないと気付きました。
 
 そして同時に「猫は5匹までと言ってたから、 あと1匹は大丈夫 やね?」と孫娘がしつこく聞き返していた謎も解けました。
 
 娘に事情を聞くと友達が捨て猫を保護したものの急に引っ越 しが決まり代わりに飼って欲しいと頼み込まれたと言います。
 
 また猫が増えると不安でしたが、なぜか普段よりは冷静で、私 もやっと落ち着いた大人に成長したものだと自惚れていました。
 
 しかし実は、 この勘違いは、 ゆきこのドッキリ後なら子猫を見て も驚きはしないという娘達の周到な心理作戦だったのです。
 
 確かに驚きは半減したけど、猫は2倍になっとるやないかい。