社長歳時記 2021年6月

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「終わらないドッキリ」

 マネキンの頭部を娘にプレゼントするという友人の愚かな行為で終わりかけていたドッキリブームが再燃しました。

 このゆきこ(友人の名前から一文字取りマネキンに命名)は以前、文化祭の出し物で生首として使ったらしく、首の付け根の血糊が生々しく怖いのです。

 そして、そのゆきこは、我が家に来るや否や、車のボンネットや助手席に転がっているのは日常茶飯事で、ついには玄関の天井から逆さに吊るされ、毎日、八面六臂の大活躍です。

 そんな、ある日、家飲みで友人が冷蔵庫からビールを出したので、私も続けて扉を開けるとビールの隙間から一緒に冷やされていたゆきこと目が合い悲鳴を上げました。

 でも、私より先に冷蔵庫のゆきこを見たはずの友人達は無反応の上に、私の大袈裟なリアクションに「そこまで驚けるのは、もう才能ですね」と呆れた顔で言うのです。

 その一言にカチンときた私は、友人が苦手と聞いたムカデで驚かそうとオモチャを買い仕掛けたのですが、子供向けの幼稚な作りだったので、全く驚いてくれませんでした。

 しかし翌日、部屋を片付けに行った私は自分で置いたにもかかわらず、その安っぽいムカデのオモチャで思いきり驚いたのですから・・・う~ん、才能かも。