社長歳時記 2020年5月

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「長編小説からの・・・」

 自粛が続く時期なので、親父の徳川家康全26 巻でも読んでや ろうかと探していると、ふと頭に浮かんだのが、この歴史小説にチャ レンジした20 歳の頃の私でした。  

 たしか1巻目では家康が幼名で松平竹千代と呼ばれ少年から大 人に成長していく姿に胸を躍らしていました。  

 ですが2巻あたりで元服を機に松平元信に改名、そこまでは良かった のですが3巻あたりでは元信の「信」が敵対する「織田信長」につながる との理由で1字を変えて松平元康に改名した頃から混乱し始めました。  

 そのうち歳の近い友人や兄弟、家臣も元服し名前を変えるので 登場人物と名前が一致しなくなり、1、2 巻に戻り名前を確認する作 業に追われ始めると読書への熱が冷め始めました。  

 残り23 巻のうちには、道を歩いているシロまでがポチに改名す るかもしれないと長編歴史小説に向いていない自分を棚に上げ読 破を諦めたのです。  

 そんな挫折した当時を思い出し、また読書熱が冷めそうになって いたのですが、たまたまテレビで芸能人の作品を評価しランク付する 番組で、今更ですが日本の伝統文化があった事に気付いたのです。  

 それこそが自然の美しさや心情をたったの五・七・五の三句十 七音だけで表現する俳句です。  

 世界で最も短い詩と言われるだけあって、さすがの私も飽きる暇 もないし、勢いがつけば一気に長編だって読破しますよ、もちろん短 歌ですけど。