社長歳時記 2020年2月

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「田舎者ふたりの日曜日」

先月のコラムを読まれた方から41年前の山陰本線の時刻表を送っていただき、うろ覚えの発車時刻が間違っていない事が確認でき、気をよくしたので今月も鉄道にまつわる話を。

高校を卒業し、大阪に就職し間もない頃、同郷の友人と日曜日に会う約束をしました。

しかし待ち合わせの大阪駅に着いても、友人に会えるどころか人波にもまれ自分が迷子になりそうなので、ひとまず冷静になれる場所を探しました。

そして車に轢かれる心配がない、高いので捜索がしやすい、何かの勧誘だとしても声を掛けてくれる人達がいるので寂しくない、など田舎者には最適な場所が歩道橋でした。

そこから見える巨大な駅には御堂筋北口、中央北口、出口1、2、3・・・など数えきれないほど乗り口があるらしく「明日10時に大阪駅で会おう!」の約束だけで待ち合わせた無謀さを悔やみました。

今まで何度も待ち合わせをしたが、こんな事は長門市駅では一度もなかったのに。 さて、ここでクイズです。

この後ふたりの田舎者はどうなったでしょう?(携帯電話もポケベルもない時代です。)
① 結局、田舎者2人はその日は会えず、夜に電話で慰めあった。
② すぐに諦め、都会人を気取って地下街を散策したが出口がわからず後悔した。
③ 田舎者の本能で全く同じ行動を取った友人が歩道橋にやってきた。

正解者には当時18歳の私の生写真プレゼント!(もちろんモノクロ)