社長歳時記 2023年3月

  • 投稿日:

  • カテゴリー:

「沈黙は金なり」

 チラシに写真を載せているせいか時々、知人に声を掛けられます。  
 
 昨年のこと、見知らぬ男性に「おきたリフォームの社長は萩工高卒だっ たと思うけど?」と訊ねられ「それは私ですが」と言うと「俺、俺、〇〇」と 名乗る顔の高校生の面影で、すぐに思い出せ嬉しい再会になりました。  

 また別れ際には「リフォームを考えているので、また電話する」との声 掛けに、益々、同級生のありがたみを感じました。  

 それから二ケ月後、社員と歩いていると近くに止まった軽トラから「沖 田!」と声がしたので見ると間違いなく同級生なのですが浮かびません。  

 とりあえず「おおっ」と答えると彼が「リフォームは○○地区でもでき る?」と聞くので「もちろん」と答えたものの、まだ思い出せません。  

 慌てた私は「いや、この前も商店街辺りで同級生に声を掛けられて ビックリしたんよ。こう続くと、もう誰が誰やら、わからんわ~」と先日の同 級生の話で、咄嗟に言い訳をしました。  

 すると一瞬、間が空いて彼の口から「それ、俺じゃ~や」の一言。  彼の言葉に私はただ「えっ、え~っ」と驚くだけでした。  

 一瞬、思い出せずにバツが悪かったので照れ隠しで出した同級生が目 の前の彼と同一人物だったなんて、余計な言い訳しなければよかった。  

 その様子を見ていた社員が「社長って誰かわからないのに知った振り しますね」と言うので「うん」と、そこは言い訳せず正直に答えました。