社長歳時記　2022年6月

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「正しい朝の挨拶」

　４月から中学生になった兄の代わりに二年生が新一年生を先導 している二人だけの登校班を見掛けました。 　
　
立場が人を作るという名言通り、この前までお兄ちゃんの後ろをト コトコ歩いていたとは思えない程、しっかりした顔つきです。 　
　
　そんな可愛いふたりの登校班を家の前で待ち、毎朝、挨拶をして いる内に、ある事に気が付いたのです。 　それは私が「おはよ！」と挨拶をすると二年生の子は「おはようご ざいます」ですが一年生の男の子は「おはよ！」と言うのです。 　

　翌日も「おはよ！」と言うと一年生だけは「おはよ！」と挨拶したの で、これは私の真似をしているのではと気になってきたのです。 　

　そこで翌日はきちんと「おはようございます」と言ってみました。 　
　
　すると元気な声で「おはようございます」と挨拶してくれました。 　

　やはり子どもは大人の真似をして挨拶も覚えていくのだからと、 その日を境に「おはようございます」と言う事にしました。 　

　しかし、その翌日には、大人気ないとは思ったものの、一度言って みたかった「おっは～！」と元気よく声を掛けました。 　

　すると男の子は「おっは～！」の「おっ」まで、つられて言ったものの グッとこらえ「はようございます」と立て直したのです。 　

　私は照れ笑いしながら歩く男の子に、思わず拍手をしていました。 　

　いたずらしてごめんなさいね。（勝手な見守り隊より）