社長歳時記 2022年5月

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「バッドタイミング」

 住宅街の狭い道を恐る恐る車でバックしていると 「ドンッ」 と大き な音がしたので、慌てて飛び降りました。  

 車の下を覗き込んだり、辺りをキョロキョロしていると、私の様子を 不思議そうに見ている近所のおばちゃんと目が合いました。  

 目撃者かもしれないと「今、ドンッって音がしたんですけど、僕、何 かにぶつかりました?」と訊ねてみました。  

 すると 「う~ん?そりゃ私が勝手口のドアを閉めた音やろ」 と微笑 まれ、ホッとしたものの、何だか恥ずかしかった事がありました。  

 そんな出来事があって暫く経った萩店オープン1周年のイベント 会場でも、また似たような事が起きたのです。  

 駐車場から出ようとしている車のタイヤが縁石スレスレだったので 心配し見ていると「ガシャ~ン」と大きな音が聞こえてきました。  

 私は思わず「ア~ッ、やった~!」と大声を上げたのですが、周りの 人達は車の衝突音ではなく、なぜか私の声に驚いた様子でした。  

 それもそのはず、 私がビックリしたのは車の音ではなくイベント用 のミニボーリングのボールがピンに当たった音だったのです。  

 不安になっている時に似た音がタイミング悪く聞こえたら驚いてし まうと子供達に話すと共感どころかビビリ過ぎと笑われました。  

 そして脅かし甲斐があるとブームが去っていたマネキンの生首で のドッキリが再流行したのです。

 あ~話す相手を間違えた…。