社長歳時記 2019年11月

  • 投稿日:

  • カテゴリー:

「褒めるのは難しい」

小3の孫が習字教室に通い始めました。 そういえば私も20年位前に結婚披露宴などの受付で筆ペンでの署名が多く、娘の習字教室に付いて行った事がありました。

私だけは実用的にと「沖田安男」の名前のお手本を書いてもらい、それだけを練習しました。 さすがに、たった4文字の練習には、すぐに飽きてしまい、あまりに早い退塾に小6の娘に軽蔑されたものです。

そんな私の孫ですから、習字教室が続くのか心配していたのですが、意外にも楽しそうに書いていると聞き、飽きっぽい性格は遺伝していないようで安心しました。

そんな、ある日、孫が通う塾の窓ガラスに毛筆の作品が貼りだしてありました。 しかし家に帰ると同じ文字が書いてある半紙が無造作に置かれています。

まだレベルが低く貼りだされなかったのだろうと「習字教室に貼ってあるのより、お前のほうが上手やで」と励ましました。

すると孫が「なに言っちょるん。私の作品、貼ってあるし。意味わからん。」と怒るのです。

実は運転中にチラっと見た程度なので名前はわからなかったのです。 見る目のなさが露見しただけでなく、失敗作と比べ会心の作を酷評した私は、孫でなければ訴えられたかもしれません。

しかし幸いに「訴訟」の漢字は中学校で習うようで、その頃には忘れてくれているでしょう。

それにしても文字(もじ)を書くのは難しいけど、恥(はじ)をかくのは簡単だ~。