社長歳時記 2025年9月

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「オカメインコ」

 ホームセンターの前で、隣の車で荷物を積んでいた年配のご夫婦がいました。そのご主人の肩には、見慣れない鳥がとまっていました。

 鳥を肩に乗せている人を見たことは、サファリランドの鷹のショーくらいしかありません。そのため、まるで小さな鷹匠のような光景に思えて、思わず「この鳥は何という名前ですか」と声をかけてしまいました。

 するとご主人は、鷹とは正反対の、のんびりとした顔をした鳥をこちらに向けて、笑顔で「これはオカメインコです」と教えてくれました。

 その鳥は本当に、ほっぺが真っ赤で、お面のオカメのような顔をしていました。 あまりにもかわいかったので、インコの写真を撮らせてほしいとお願いすると、ご主人は「こちらのほうが記念になるやろ」と言い、自分の肩から私の腕にインコを移してくれました。

 写真を撮り終えると、今度はインコが私の肩に飛び移ってきました。私は「かわいいから、Tシャツにウンチしてもいいよ」と冗談を言うと、ご主人は鳥のお尻を指さし、「お出かけのときはオムツをしているので大丈夫ですよ」と笑いながら教えてくれました。

 よく見ると、インコはカラフルな手作りのオムツをつけていて、ご主人とは赤い糸のようなきれいな紐でつながれていました。

 今までペットといえば犬や猫しか思い浮かびませんでしたが、ご主人に甘えるオカメインコの姿を見て、私も一緒にお出かけしてみたくなりました。

 でも、もし私が飼ったら、きっと飼い主に似ておしゃべりなオカメインコになって、「嫌われもの動物図鑑」に載ってしまいそうなので、やめておこうっと。