社長歳時記 2022年9月

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「視力検査」

 私は小学生の頃、身長などは平均以下でしたが、目だけは2.0 だった時期があったせいか今も視力検査だけは本気です。  

 ちなみに視力検査表の大小の「C」みたいなマークは100 年以 上前にフランスの眼科医エドムント・ランドルト氏が考案したので 「ランドルト環」と呼ばれ、視力1.0 は「直径7.5 ミリのランドルト環 の開いている方向が5m先で分かる能力」だそうです。  

 まずは得意な右目から検査が始まり一番下の小さいランドルト環 2.0 は還暦過ぎているので諦めたのですが、せめて1.5 まではと集 中した結果、検査官に「はい1.5 です」と言われ勢いづいてきました。  

 ところが左目になると、さっき右目では見えたランドルト環の切 れ目が上下でなく左右どちらかだとは分かるのですが、ぼやけて ハッキリしないので、仕方なく勘で「右」と言ってみました。  

 すると「うん?」と検査員のおじさんがクイズで本当に右、ファイ ナルアンサー?とクイズの司会者みたいな表情だったので、咄嗟に 「いや左」と言い直すと笑顔で「はい、1.5」と言ってくれました。  

 この話をするとズルいと言われることもありますが、体重や身長と 違い、目は気合だという私の視力検査への意気込みが、検査員の心 を動かしたのかもと話す度に、大人気なさ過ぎると笑われます。  

 でも1.5 にこだわる割には両目とも40 代から老眼ですけどね。